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イチゴ温室内の空気は約5トン

今日は午前中くもり、午後から強い雨、温室内は屋根のビニールを打つ雨音でやかましいことこの上なし。

イチゴ温室の今日の二酸化炭素濃度を測ったのが画像。

前日夜から閉め切ったため、お昼前に湿度を逃すのに天窓を開けるまで500〜450ppmぐらいの量でしたが、天窓を開けた直後に外気の400ppmまで急落、その後の大雨で閉めるまでべったりと外気レベルとなって、閉めたのちまたゆっくりと上昇。

日差しがたいへん弱かったので光合成による二酸化炭素の消費が少なく、閉め切るとイチゴの呼吸などによって二酸化炭素の濃度が上がってきたのでしょう。

天気が良い日には光合成が盛んになって、温室を閉め切ると二酸化炭素が足りなくなることがある。生産量が減る、味が悪いなどの結果につながるので要注意です。足してやることになります。

温室の中にはどれだけの空気と二酸化炭素があるのか?

面積は1000平米、高さ4メートルとして、温室の容積は4,000立方メートル。空気の1立方メートルあたり重さを1.3キロとして、温室内の空気の重さは5.2トン。二酸化炭素の濃度を400ppm(100万分の400)として、その量は2キログラム。温室内にわずか2キログラムの二酸化炭素を補充すれば濃度を倍増することができる、はず。石油ファンヒーターの排ガスで十分じゃなかろうか?

石油1キロを燃やせば、2.5キロもの二酸化炭素ができるそうな。要は、均質に拡散させることがキモ。

植物の光合成システムが生まれたころは、大気中の二酸化炭素濃度は今よりもずっと高く、二酸化炭素濃度を増やすと、一定度比例して光合成の活性化が達成できるのだとか。

日差しのある条件下で、温室内に適切な量の二酸化炭素を均質に拡散させることでイチゴの収穫量を飛躍的に伸ばせるはず。小さな石油ファンヒーターで少量の石油を燃やし二酸化炭素を一定時間供給して、空気を回すーこれをテーマにがんばってみよう。

石油ストーブで実験

で、翌日にストーブを使っての二酸化炭素濃度の変化を見てみた。天窓を開けた状態での外気400ppmの直線から、天窓を閉めストーブ点火での濃度上昇、ストーブ消火での頭打ちとその後の減少。加温機のファンで空気を循環させながらの30分程度で100ppmほどの上昇が期待できそうなので、灯油の最適使用量を決めてイチゴの増収を図ります。平年実績がないので、評価の基準を考えないといけません。

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