納豆でおなじみの登喜和食品の遊作誠さんが紹介してくれた本「納豆１日１パックの若返り術」を読んでみました。自治医科大のお医者さんが著者で、中身はしっかりした本でした。
それによると、大豆で得られるポリアミンが免疫力アップで循環器系の健康維持に良いそうです。
とくに納豆は大豆の発酵により、ポリアミンを非常に多く含み、日本人の健康を長く支えてきたということを科学的に解説しています。薬ではなく、食べ物の話ですから、パッと効くということではなく、慢性の炎症や動脈硬化を防ぐ体質をつくるために毎日の食事に納豆を加えましょうということ。
継続して食べることで血中のポリアミンが増えます。１回に多く食べてもだめだそうです。本の中で氾濫する健康情報のウソについても書かれています。コラーゲン、コエンザイムＱ１０、セサミンなどのサプリメントを食べても、健康の改善につながる確かな証拠はないということがさまざま検証されているそうです。
例えばコラーゲンは大きな分子で、腸でアミノ酸に分解されて吸収されるので、食べることで体内のコラーゲンが増えることが確認されたことはないそうです。これは「低分子コラーゲン」も同じ。
＊注意・現在ガンにかかっている人、血栓予防薬ワーファリンを服用している人は、ポアミンや納豆に注意が必要です。お医者さんにご確認を。