目に見えないダニがいるとは聞いていたのですが、ようやくその怖さがわかりました。イチゴ苗の定植時に少数ですが、葉に縮れのあるものがあるのは気づき、ウイルスの感染かなとと思っていたのですが、原因はホコリダニでした。
原因がわかったのは育ってきた実の異常。写真のようにカサカサで生育が止まります。
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症状としては、若い葉の縮れ、そして実の異常。放置すれば株が枯死するだけでなく、周囲に広がってひどい被害となっていきます。
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葉の裏面に多数のホコリダニが繁殖して吸汁、1週間程度で卵ー幼虫を繰り返して増えていきます。上の写真は、ホコリダニをちっ息させるべくサフラワー油を散布、そのためテカっています。卵には効かないので日を空けて繰り返し散布します。
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若い葉の裏をサフラワー油で洗うようにすると、食害を受けた部分がくっきりと浮かび上がります。0.2ミリほどのホコリダニそのものは肉眼では見えないのでたいへんやっかい。
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カメラのマクロレンズでも「小さな何か」と言ったところ。さらにズームして見ると、やっと動く生き物であることがわかる。
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確実な駆除が必要なので、株ごと基本は掘り取って焼却です。拡大を防ぐためにサフラワー油散布でちっ息させて個体数ゼロを目指します。